熱い思いを抱いた脱毛サロンオーナーを応援した結果、音信不通になった話Part.2

どもどもたっちゃんです。

 

さて、前回までは

脱毛サロンオーナーMさんの事業計画作りを手伝ったわけですが、

その過程でどうも違和感を感じるような言動をし始めたMさん。

 

もし思いや事実とズレがあると困ると思い

再びMさんと打ち合わせをすることになりました。

 

さぁ、ここからMさんはどんな発言をして

その発言に対して自分はどう受け止めて、

どういう結果になっていくのか…

 

気になる方はこのまま読み進めてみてください。

 

計画は白紙、そして音信不通に

 

Mさんが隠していたこと

 

熱い思いを持っている、スタッフくんのことを考えている、

だからこそMさんの事業計画を作る協力をしていたのだが、

その過程で

・スタッフくんをストーカーに仕立て上げようとしている

・言われていた数字に虚偽がある可能性がある

ということがわかった。

 

このMさんの言動をそのままにして

今の計画を進めることができないと思った自分は

計画に支障が出ないようにするためにも

まずは打ち合わせをしたいと思い

Mさんに連絡をすることにした。

 

た「Mさん、ちょっと確認したいんですけど、前に聞いた売上とか利益って、今でも間違いなく出てますか?」

M「急にどうしたんですか?」

た「いや、今まで話してきた計画って、Mさんからもらった情報をもとに作ってるので、もしそこが違うと訂正しないといけないんですよ」

M「前に言いましたよね?売上100万くらいで手元に70万円残るくらいだって」

た「それって毎月維持できてる感じですか?」

M「そんなに細かく言わなきゃいけないんですか?」

た「著しく違うとマジで計画の狂い方が半端ないんですよ。直近3ヶ月でいいんで教えてもらっていいですか?」

M「…直近3ヶ月でいうと、売り上げは落ちてます。でも、100万超える日が3ヶ月続いたことだってあります

 

本人曰く、たまたま今が落ち込んでいるだけで

通常運転になれば問題なく100万円の売り上げが立つ

とのことらしい。

 

ただ、その計画があるわけでもなさそうだし、

どこからも根拠と言えるものがない。

 

Mさんに対して不信感が募る…

計画が崩れると勿体無いので

さらに念を押すように確認をする。

 

た「…なるほど、わかりました。ちなみに、それはまたちゃんと100万円以上になる算段がついてるってことですよね?」

M「当たり前じゃないですか。だから大丈夫って言ってるじゃないですか

た「わかりました、そこまでいうならこのまま進めますよ」

 

Mさんは明らかに不機嫌な態度をしながら

別の話題を自分に振ってきた。

 

M「そんなことよりも、スタッフくんへの報酬はやっぱり下げようと思います

 

前に話していたスタッフくんの給料のことだ。

 

ストーカー疑惑に関して、自分は白だと思っている。

 

しかし、そこをどうしても黒と捉えたいのか、

給料を下げると言い張るMさん。

 

た「え、でもあれ以上下げちゃうとスタッフくんの希望叶わなくないですか?」

M「ストーカーになるかもしれないスタッフにそんなにお金払えません

た「いや、でもそれ勘違いみたいですよ?今まで頑張ってきてるんだし、あの場で話し合った内容を本人に聞かずに変えると揉めると思いません?」

 

一呼吸を置いて

Mさんが口を開けた。

 

M「…スタッフの給料とか、関係する人に支払うお金決めるのの権限って自分が持ってるんですよね?

た「ん?まぁそうですね、最終決定権はMさんです」

M「じゃあ自分が決めた金額に関してケチつけるの止めてもらっていいですか?

た「それは…スタッフくんの給料を下げたまま進めるってことですか?」

M「そうです」

 

もう何を言っても進まないと思った自分は

最悪のケースも頭に入れながら

Mさんの考えを整理することにした。

 

白紙の提案

 

た「もしかしたら根本がズレているかもしれないので確認しておきたいんですけど、Mさんは出来る限り利益を上げたいんですよね?

M「えぇ、そうです。儲けるのの何が悪いんですか?」

た「いや、そうじゃなくて。Mさんの元にお金を最大限に残すことを考えると、さっきお話ししてたスタッフくんの給料を下げるというのは辻褄が合うんですよ

M「??」

 

Mさんは自分の急な掌返しに対して

どうもよくわかっていないらしい。

 

自分は話を続けた。

 

た「最初自分は、スタッフくんを社員として雇いたい、給料を払いたい、というのが最優先事項なのかと思っていました。でも、Mさんの話を整理すると、まずは自分の元にお金をできる限り集めて、自分の叶えたいことを叶えていきたいのかな、と思ったんです」

M「自分の欲を叶えようとして何が悪いんですか?」

た「いや、そういうもんだと思いますよ。自分が実現したい夢があるから、仕組みを作って自分の元にお金を集めるわけですし」

M「じゃあ自分の言う通りじゃないですか」

た「そうです。私の方が勘違いしていたんです

 

前にもらった数字と現在の数字のギャップががあったことで

事業計画の確認をしなければならなくなったわけだが、

これは本音と見栄が見抜けなかった自分に非があると思っていた。

 

結局、本人の意思が事業計画に反映していくので

自分の考えるMさんにとってのベストな提案をすることに。

 

た「もし、Mさんの希望を叶えるとしたら、人と組む方向性ではなくて、一人でどうやりくりするかを考えた方がいいんです」

M「というと?」

た「たとえば、今回で言うとスタッフくんや紹介者の方への報酬、そして自分にも支払いタイミングが来てしまいますよね?でもそれを用意してしまうとMさんの取り分減っちゃうじゃないですか」

M「そうですね」

た「人に任せていたところを全て自分がやることで他の人への報酬を出さなくてよくなるんです。そしたらお客さんから得られる報酬は全てMさんのものになります」

M「…まぁたしかに」

た「Mさんは今まで通りやれば100万円くらいの売り上げは作れるわけですし、Mさんの思想に反する仕組みを使う必要なくないですか?

M「そうかもしれないですね」

た「何か協力できればなと思ってやってきたんですけど、Mさんのスタイルと自分のスタイルが混ざると、逆にMさん自身がやりづらくなると思うんですよね。現に今、お互いが利益を上げるために作戦会議をしているはずなのにぶつかってしまっているのはそういうことだと思うんです」

M「たしかに」

 

Mさんが特に否定することもなく話を聞いてくれたので

認識のずれはないと判断。

 

その流れのまま本題を切り出す。

 

た「っていうのを考えると、よりいい結果にするためにも、一旦この計画は白紙にするのがベストだなと思うんですが、どうですか?

 

軽く一息入れてからすぐにMさんの口が開いた。

 

Mそうですね、その方が良さそうですね

た「じゃとりあえずこれにて終了にしましょう。あくまでも今まで通り、自分は利用者として、Mさんはサロンオーナーとして、関わっていきましょう」

M「そうですね。熱くなってしまいすみません。今までお時間使っていただきありがとうございました」

た「いえいえこちらこそすみませんでした。ではまた施術で」

 

こんな流れで

事業計画は白紙になることになった。

 

事業計画自体が白紙になったとはいえ、

自分はまだ脱毛が完了していなかったため、

改めてMさんに連絡をすることに。

 

「施術いつ空いてますか?」

 

しかし、既読はついたものの

それから返事が来ることはなかった。

 

お金の魔力

 

お金がないことが巻き起こした悲劇

 

というわけで本文は終わりなんですが、

当時気づけなかったこと、本文で書けなかったことを

箇条書きに出してみます。

 

・金額変更がされた本当の理由

・スタッフくんをストーカーだと決めつけた理由

・計画を進めようとしなかった理由

 

これらそれぞれ説明させていただくと

金額を変更した本当の理由は

仕組みとして全く成り立たないものをリリースしてしまったから。

 

スタッフくんをストーカーだと決めつけた理由は

できる限りお金を払いたくなかったから。

 

計画を進めようとしなかったのは

今回作った事業計画が短期的に利益を産むのが難しかったから。

 

そう、全部が全部

儲かっていなかったこと

が原因だったんです。

 

もし儲かっていたら

自分の参加したモニター企画もそのまま進められてたし、

スタッフくんにももっと報酬を渡せていたし、

自分の作った計画も長期的な視点で考えられたはずなんです。

 

それが「自分は今でも十分稼いでます」という

見栄を張られたまま計画を進めてしまったことで

今回のようなことが起きてしまいました。

 

また、余談ですが

実はスタッフくんとMさんが自分の施術をする時、

時間が大幅に違っていました。

 

スタッフくんが1時間半以上かけているのに対し、

Mさんは1時間弱。

 

最初は腕前の違いかなと思っていたのですが、

どうやらこれは

モニター価格でやるのは割に合わないと踏んだMさんが

あえて脱毛箇所を残すことで

脱毛し続けなければならない状況にしていたんだということに

後々気づきました。

 

なんだかんだで2年を超える付き合いだったのですが、

その2年というのは

Mさんがお金欲しさに

脱毛し切らないように調整した結果の長さ

だったのです。

 

全身ツルツルになる予定が

今でも中途半端に毛が残ってしまっていることや

今まで払ってきた総額のを考えると、

他の脱毛サロンで普通にやってもらうほうが安く済んだんだろうなと思います。

 

誰かに相談する時に大事なこと

 

自分とMさんとの関係性は崩れてしまったわけですが、

主な原因は一つだと思っています。

 

それは

Mさんが自分に対して嘘をついていたこと

です。

 

もちろん、話したくないこともあると思いますし

自分も不必要なことに関しては

そこまで立ち入って話さなくてもいいと思っています。

 

しかし、経営をする上で基準となるのはやはりお金

 

そのお金の部分に嘘があったのが

今回の結末を呼んでしまったのだと思っています。

 

別に、今回の計画が白紙になるだけなら

全然よかったんです。

 

自分への連絡も音信不通になったところで

「考え方が合わなかっただけだろう」

で済んだとも思います。

 

ただ、残念だったのは

自分の紹介した人たちも

Mさんと連絡を取れなくなり

中途半端に脱毛が終わってしまった

という事実が発覚したことです。

 

友人たちから自分の元に連絡も来ましたし、

お店の口コミには

「思ったよりも脱毛に時間がかかっていて不思議」

「音信不通になり予約ができなくなりました」

といったコメントも見るようになり

細々と更新していたお店の情報も

全くされなくなり、

今はそもそもそのサロンがあるのかどうかも

わからなくなってしまいました。

 

そこまでピンチだったのであれば

尚更正直に相談して欲しかったな…

と思う反面、

これ以上関わると自分が疲弊するなとも思っていたので

うまく関係が切れたのは

よかったのかもしれません。

 

とりあえずこれから学んだことは

『嘘をつくとろくなことにならない』

 

なので、

これからも正直に生きていこうと思います。

 

次回

 

さてさて、

今回は脱毛サロンオーナーを応援した結果、音信不通になった話ということで

話させていただきました。

 

自分の経験から「脱毛選び、こうしたほうがいいよ」

みたいなのも書けるのですが、

それはまた後日ってことで。

 

というわけで、次回は自分が関わったお仕事の中で起きた珍事件特集をしていこうと思います。

 

第一回目は

【大惨事!?トイレ血まみれ事件が教えてくれた働くことの大切さとは】

をお送りします。

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