「これは運命だから」という理由で行為に誘ってきた女の話

どもどもたっちゃんです。

 

みなさんはスピリチュアルの世界好きですか?

 

一時期からめちゃめちゃ流行り出して

それから多くの人が取り扱うようになりましたよね。

 

見えない力の存在を体系化される方が出てきたり、

潜在能力に気づくきっかけを作るために

オラクルカードというものの種類が爆増したり、

自然現象や世の中の流れに合わせて

いろんなスピリチュアル用語も作られてきました。

 

で、今回の話というのは

スピリチュアルという世界が

まだ有名じゃなかった頃の話。

 

たまたま出会った人がそういう世界を扱っていたので

いろいろ話を聞いていたら

いつの間にか

「これは運命だから」

ってセリフと共に

アダルティな行為にお誘いをしてきた

って話になります。

 

世の中いろんな人がいるんだね、

ってのがわかる内容になっているので

気になる方は是非この先も読み進めてみてください。

 

スピリチュアルの世界へようこそ

 

あるイベントで出会う

 

「人脈を増やしたい!」

いろんな価値観を身につけたい、

いろんな世界を見ていたい、

そういう思いで

やたらめったら人に出会っていた時期。

 

あるイベントに参加した時に

Sさんという女性に出会った。

 

Sさんはスピリチュアルの世界を扱っており、

オラクルカード(当時はオラクルカードとタロットカードの違いもわからんかった)で

人の悩みを聞いたりして人をサポートしているという。

 

当時、スピリチュアルという言葉自体が一般的ではなかったし、

自分はそういう類のものが見えないので

ただ話を聞いては

「へぇ〜面白い世界ですね」

くらいしか返せていたなかったと思う。

 

Sさんの話を聞いてみても、

知識としてスピリチュアルは知れるが、

実態がないものを把握するのがやはり難しい。

 

しかし、知らない世界を知りたい欲が高かった私は

とにかく聞くことに徹した。

 

そしてしばらく話を聞いているとSさんが

「あなたとはとても気が合うみたい。今度ぜひお食事でも」

と口にした。

 

どこに気が合う要素があったのかはわからなかったが

自分はとにかく価値観を広げたかった時期でもあったので

「是非是非。いつ頃にしましょう?」

という感じでスムーズに会う日程を決めたのであった。

 

「私には感じる力がある」

 

早々に会う日程も決まり、

程なくしてちょっと薄暗いおしゃれなカフェ&バーみたいなお店へ。

 

他愛もない会話から始めて、

徐々にスピリチュアルの世界のことを教えてもらうことに。

 

そっちの知識に乏しい自分は

頭に“?”を浮かばせながらも

なんとか理解しようと頭をフル回転させて聞いていた。

 

すると相手は話すのが楽しくなったのか、

自分にこんなことを言ってきた。

 

S「出会った時に感じてたんだけど、私とたっちゃんは前世で繋がってたんだよね」

た「そういうのわかるんですか?」

S「何となく感じる波動がそういう感じ」

た「へぇ〜(どういうことだ?)」

S「一緒にいると感覚が鋭くなる感じかな」

た「へぇ〜(なるほどわからん)」

 

そんな会話をしていたら、

Sさんが過去のことを語り出した。

 

S「私、男性恐怖症みたいなところがあるんだよね」

た「そうなんですか?」

S「昔関係のあった人が既婚者でさ。でも仕方ないの、その人とも前世で繋がってたから、運命には抗えなくて

た「へぇ〜(ただの不倫では?)」

S「でもやっぱり、現代でその関係を続けるには壁がありすぎたのよね」

た「そうなんですねぇ…前世からの繋がりがあっても、今世では繋がれないとかあるんですね」

S「世界の基準が変わっちゃうからね、それは致し方ないよね」

 

不倫がいい悪いとかは置いといて、

スピリチュアル的な視点で世の中を見ると

そういうふうに見えてくるんだなと

ただただ興味が湧いてきた。

 

た「ちなみになんですけど、その相手とはどういう感じだったんですか?(前世ではどういう繋がりだったのか的な質問)」

S「あ〜彼はね、“ソウルメイト”だった」

た「そぅるめぃとぅ?」

 

彼女曰く、ソウルメイトとは

“前世から深い関わりのある相手で、

魂の使命を教えてくれる相手”

なんだとか。

 

本来は恋愛関係に至ることはない存在らしいのだが、

現代においては性的なつながりを通すことで

使命を教えてくれようとしていた、らしい。

 

た「そういえば、自分とも前世で繋がってたって言ってたじゃないですか。これも“そうるめいと”ってやつなんですか?」

S「んとね、たっちゃんとは“ツインソウル”だね」

た「とぅいんそぅる?」

 

ツインソウルってなんだ?

 

ソウルメイトという単語もまだ咀嚼できていないのに

さらに新しい言葉としてツインソウルという単語が出てきた。

 

た「えっと、その“ついんそうる”っていうのと“そうるめいと”は違うものなんですか?」

S「そうだね、ソウルメイトは前世から繋がりのあった相手だけど、ツインソウルは元々一つだった魂が別れた相手、いわば同じ魂だった存在ってことだね」

 

どうやら魂というのは常に一つの状態ではなく、

くっついたり離れたりするアメーバみたいなものらしい。

 

で、ソウルメイトは本来恋愛関係にはならないものなので、

前の既婚者とは別れたのだが、

ツインソウルに関しては恋愛関係としても成り立つんだとか。

 

S「ツインソウルの人が出会うとね、出会った瞬間にわかるのよ、お互いが。異常に気が合うというか、気になってしょうがないというか。だからね、私はすぐにわかった。たっちゃんがツインソウルだって

た「そうなんですか?(全然感じられてない)」

S「これはすぐに気付ける人となかなか気づかない人もいるから。きっとこれからわかっていくと思うよ」

 

ツインソウルに出会うと

お互いがすぐにわかるものではないのか?

と思ったが、

スピリチュアルに詳しいSさんが言うのならそういうことなんだろう。

 

しかし、そのタイミングはいつ来るのだろう?

どうせなら知りたいと思い、

Sさんに聞いてみた。

 

た「ちなみに、自分はそういうのに気づきにくいタイプだってことはわかったんですけど、どんなことをしたら気付けるとかあるんですか?」

S「あるよ、理屈とかじゃなく、体感としてわかる方法が」

た「お、あるんですね。何をすればそれを感じられるんですか?」

S「それはね、体の関係を持つことよ」

 

それを聞いた瞬間に私の頭に思い浮かんだのは

完全に性行為だった。

 

しかし、

もしかしたらスピリチュアル的な意味での体の関係を持つというのは

別の意味かも知れないと思い、

そうだとしたらあまりにも無知な自分が恥ずかしいなと思ったので、

恐る恐るSさんに質問してみた。

 

た「えっと、体の関係を持つっていうのは…どういうことですかね?」

S「セッ○スするってことよ」

 

正しかった。

 

自分の認識全然ズレてなかった。

 

二人の共通認識ができたところで、

改めて質問をしてみる。

 

た「お、おぉ…セッ○スするとわかるものなんですね。それはついんそうる以外の人とするのと何が違うんですか?」

S「気持ちよさが全然違うのよ」

た「き、気持ちよさですか」

S「そう。ツインソウル同士でしか味わえないような快感を得られるし、魂レベルで深い愛を感じることができるから、ただのセッ○スとは全然違うの」

た「そ、そうなんですねぇ」

 

熱烈なアプローチ

 

S「だからね、たっちゃんと私は絶対に相性がいい。今までにないくらいに快感を得られるし、魂レベルで繋がることでこの先の人生うまくいく可能性が確実に上がっていくのよ

た「いや〜そんな存在に会えるなんて、すごいですねぇ…」

S「ね、だからわたしとし て み な い ?

た「そ、そ…そうですねぇ…」

 

ちなみに、当時の自分の状況を説明すると、

尊敬する経営者の先輩に

「女を抱け」

と助言をいただき、

「経験人数を二桁にしてやんぜ!」

って意気込んでいたタイミング。

※詳しくはこちら

 

しかもSさんがいうには

今までにないような気持ちよさを感じられる

とのこと。

 

そこでさらにSさんから一押し。

 

S「大丈夫よ、たっちゃん。

こ れ は 運 命 だ か ら 」

 

 

 

 

そして束の間の沈黙のあと、

私は口にした。

 

 

 

 

た「今日は予定あるんで

帰りますね」

 

私は運命を変えてしまったのだった。

 

運命を断ってから

 

結局何もせずその日を終えたわけだが、

それからというもの、

しばらくはSさんからの連絡が途絶えることなく続くことになった。

 

内容はスピリチュアルを理由に

セッ○スしよう、というもの。

 

お断りはしたものの、

別にSさんが嫌いなわけではなかったので、

「タイミングが合えばいいですね〜」

って感じで受け流しながらやりとりを続けることに。

 

しかし、

徐々にスピリチュアルの話題が消えていき

段々とただのメンヘラと化していってしまい、

自分もめんどくさくなってきたので

しばらく放置をしてしまった結果、

いつの間にか自然消滅していったのだった。

 

さて、ここで一つ、

疑問に思うことがあると思う。

 

経験人数を増やしたい

ものすごい快感を味わえる

そんなチャンスが目の前にある

 

そんな状況にも関わらず

なぜたっちゃんはセッ○スを断ったのか。

 

答えはとてもシンプル。

 

タイプじゃない。

 

Sさんからすると

魂レベルで近かったのかも知れない。

 

Sさんからすると

絶対に気持ちいいセッ○スができたのかも知れない。

 

Sさんからすると

こんな運命はないというくらいの奇跡だったのかも知れない。

 

でも、

自分からすると

ただただ、タイプじゃなかったのだ。

 

例え魂レベルで繋がっていても

実らない恋もある。

 

そんなことを教えてくれた出来事として

自分の中に刻まれたのであった。

 

スピリチュアルというもの

 

自分のスピリチュアルに対してのスタンス

 

というわけで、今回は

「これは運命だから」という理由で

行為に誘ってきたSさんとの話を書かせていただきました。

 

ちなみに言っときますと、

私はスピリチュアル自体は嫌いじゃないです。

 

初詣のようなタイミングでは

神社に参拝させていただきますし、

そういう信仰ごとで心が磨かれるのもわかりますし、

友人たちの中では

「あ〜この人は本当に何か見えているんだろうな」

って人も何人かいます。

 

また、

ただ自分が行動しただけでは得られないような経験も多いので

そういう場面を振り返ると

「神様っているんだろうな」

と妙に納得してしまうことが多いです。

 

なので、信じているかいないか、という意味で言えば

信じている勢に入ると思います。

 

そんな信じている勢の私ですが、

スピリチュアルの世界を

科学的に統一するのは難しい

と思っています。

 

というのも、

同じ『見える人』でも人によって

見え方が違ったり

捉え方が違ったり

解釈も違ったりするので

その本人にならない限り

その世界があるかどうかわからないからです。

 

科学というのは客観性と再現性の有無がベースとなってくるので

その能力の証明をすることは

現代科学では難しいんだろうなって思ったりしています。

 

Sさんと出会って思ったこと

 

スピリチュアルの世界もあると思っているし、

興味深いなと思っているんですが、

今回のSさんの件で分かったのは

スピリチュアルを理由に

自分の都合のいいように解釈を捻じ曲げる人もいる

ということでした。

 

「そもそも解釈自体自由だろ」

とも思うんですが、

自分の力とは関係のないものを使って

相手の心を引き寄せようとするような感じで

スピリチュアルを使うのは

どうも違うんじゃないかなと。

 

Sさんはもしかしたら自分との行為の上で

この上ない快感を味わえるかも知れませんが

(魂レベルで繋がってるらしいので)

自分はそういう姿が

全くイメージできなかったんですよね。

 

ってかなんなら

タイプじゃなさすぎて

そっちの思考になれなかった

ので

そのまま関係性を持ったとしても

もやもやが残って終わっていたと思います。

 

なので、

自分としてはこのときのSさんからのお誘いをお断りできたのは

いい経験だったなと思ったのでした。

 

次回予告

 

今回はスピ系×下ネタ系で書かせていただきましたが、

いかがでしたでしょうか?

 

面白いな、よかったなと思ったら

シェアなどしていただけたらたっちゃんはとても喜びます。

 

というわけで、

次回は

【人妻とストリップ見に行ったらとんでもない結果が待ち受けていた】

をお送りします。

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