どもどもたっちゃんです。
今日からしばらくたっちゃんの過去の恋愛編
ってことでいろいろ書いていこうと思います。
第一回目は自分に初めての彼女ができたときの話です。
当時自分は大学生で、
人見知り絶頂の頃だったわけですが、
それでも自分に好意を抱いてくれた人と
お付き合いさせていただくこととなりました。
なんだかんだで6年間のお付き合いをさせていただき、
不器用ならがもプロポーズをして、
お互いの実家に挨拶もしに行き、
二人で住むためのアパートも借りて
いよいと新婚生活だ
…となるはずだったんですが、
ものの見事に別れることとなりました。
というわけで今回は
6年間付き合った彼女と
なぜ婚約破棄に至ったのか
という話をしていきたいと思います。
目次
6年間の恋愛が壊れるまでの話
付き合い始め
大学2年の頃、
人見知りの自分にも初めての彼女ができた。
少し長めの黒髪が綺麗で
ちょっと背の低めなその子は
人と接するのが苦手で
引っ込み思案の自分と
少し似たところがあったのかもしれない。
他のカップルと比べて
特段すごい経験をしたわけでもないし
デートも定番と言われるようなところしか
行ったことはなかったが、
それでも
「こんな自分のことでも好きになってくれる人がいる」
を教えてくれた人だった。
多少のいざこざはありつつも、
大きな喧嘩もなく、
高価なものは渡せなかったけど
お互いの記念日には
お互いがつけても違和感がないような
四葉のクローバーのネックレスをつけたり、
可愛い雑貨屋さんで見つけた
うさぎのモチーフが入った腕時計をプレゼントしたりと
ささやかな幸せを大切にしながら過ごしていたと思う。
今まで女性と付き合ったことのなかった私は
こんなに素晴らしい彼女を持てて幸せだなと思っていたし、
『運命の相手』だと信じて疑わなかった。
社会人になる
大学卒業の日。
自分は就職活動に失敗し、
しばらくの間無職を経験することになる。
彼女は自分の夢であった幼稚園の先生になっており、
彼女は彼女で新生活に慣れるため奮闘する日々を過ごしていたが、
忙しい中、社会人になれなかった自分に
「就職氷河期だし、3.11(東日本大震災)で内定取り消しの人もたくさんいるし、今は仕方ないよ」
と励ましてくれた。
それから半年を過ぎても就職できなかった自分は
「流石にこのままではいけない」
と思い、
就活の方法を改めて見直し、
なんとか就職先を見つけ出す決意をし、
無事に仕事ができるようになる。
しかし、働き始めて、
それなりの結果を出しているはずなのに、
口座に振り込まれている給料はたったの8万円。
こんなんじゃ生活できないと思った私は
約半年でその会社を退社した。
事後報告になってしまったことに
彼女は驚いていたが、
「たっちゃん自分で決めたなら仕方ない」
と言ってくれた。
その後、そんなに時間も経たずに
新しい会社に勤めさせていただくことができ、
そこではちゃんと毎月20万円をいただくことができ、
ようやく先のことを考えられるようになった自分は
彼女との未来を本気で考えるようになっていった。
プロポーズ
彼女との未来を本気で考え始めたわけだが、
新しく入った会社では
上司が社長からのパワハラで
顔面蒼白になりながら
トイレで嘔吐しまくる
という現実を見てしまった私は
「ずっとここにいることはできない」
と思っていた。
それから自分の価値観を広めるべく
退勤後は極力人と出会うようにして
“自分が目指すべき生き方”
を模索するようになった。
人見知りだったこともあり
人との関係性を築くのに苦労したが
魅力的な人たちとの出会いを通して
「自分もこの人たちみたいになりたい」
という憧れを抱くようになり、
結果的にビジネスパートナーと
会社を作ろうと言う話にまでなった。
新しく作った会社に時間を使うために
勤めていた会社を辞める算段も立てつつ、
今以上の収入と幸せを手に入れるために
試行錯誤する日々が始まった。
常に挑戦していかなければならないから
もしかしたら苦労をかけるかもしれない。
それでも、二人の幸せのためにも頑張っていこうと
自分の中での決意は固まっていったのだった。
そして、お互いが26歳になった年。
付き合った記念日に
思い出の地である大学のあった街へ向かった。
大学時代の思い出を振り返りながら
当時気になっていたけど行けなかったところや
新しくできたおしゃれなお店をまわり、
夜には大学付近を一望できるようなホテルへ。
彼女が部屋を出ている隙にプロジェクターを用意し、
何も知らない彼女が部屋に入ってきた瞬間から
大学時代から今までの写真をまとめた動画を流し始めた。
そして、動画が最後まで流れ終わったとき、
自分はこの日のために密かに作っていた婚約指輪を
彼女に手渡しながら
「これからいろいろあるかもしれないけど、
自分と結婚してくれませんか?」
と伝えた。
彼女はしばらく俯きながら涙を流し、
数秒の後、首を縦に振ってくれた。
「よろしくお願いします」
両親への挨拶、そしてアパート契約
無事にプロポーズが成功したわけだが、
今後のことを考えた時にまずするべきことは
お互いの両親への挨拶だった。
私たちは早速お互いの両親に連絡をして、
今後の話をするための日程調整をすることにした。
幸い、どちらの両親からもお互いの印象が良かったらしく、
「二人のタイミングでこれからのことを決めていきなさい」
と言っていただけたので
お互いの仕事を考慮した結果、
結婚を前提とした部屋探しをすることにしたのだった。
彼女の職場と自分の活動のことを考慮し、
都心部からは外れるもののアクセスもそこまで悪くなく
広めな割には家賃が安い物件を見つけることができた私は
これからの生活に胸を躍らせるのだった。
当時彼女は社宅のようなところに住んでいたので、
二人で住み始めるのはその契約が切れてから。
それまで約半年あったので、
自分はその部屋に早めに住み、
一人暮らしの経験をすることに。
一人暮らしをする機会がなかった私は
「自分が一人暮らししたことがないのが原因で
細かい衝突が起きたら嫌だな」
と思っていたので、これを機にいろいろと覚え始める。
そしてアパート契約から2週間が経った頃、
ある事件が起きるのであった。
アパート契約から2週間後
アパートを契約して2週間、
その日は元々家具を買いに行こうと約束をしていた日だった。
使える予算は限られてるので
これとこれとこれは買おうとあらかじめピックアップしつつ、
気になったものがあったらお互いに相談し合おう
と決めていた。
「机とソファーは欲しいよね」
「テレビ台はうち(彼女の家)にあるから4月以降だね」
「収納はとりあえず部屋にあるし、まだ買わなくてもいいよね」
そんな会話をしつつ、お店を歩いていると
折りたたみの机と椅子が目についた。
たっちゃん「…これ欲しい」
その机と椅子を衝動的に欲しいと思ったのは
“仕事をする際に切り替えをするためのスペース”
にピッタリなものだったからだ。
しかし、彼女に説明するも、
「え、でも机もソファもあるじゃん?なんで必要なの?」
と疑問の表情を浮かべるだけ。
自分はとにかく仕事を早くうまくいかせなければという焦りもあり、
「これがあれば作業効率ができるでしょ?
仕事がうまくいかないと困るのはお互いなんだし、
これくらい用意しても良くない?」
と語気を強めながら口にした。
そんな自分の話を聞いた彼女は
「今お金ないんだから、わざわざ無駄なもの買う必要ない」
と意見を譲らない。
そんな些細な理由だったにも関わらず、
お互い感情が爆発し、
結局自分は意見を押し通し机と椅子を買い、
意地で家まで持ち帰り、
彼女は黙って家まで帰ることになった。
家に着いた時、
彼女は気まずさを解消しようと
「今日は疲れたね〜」
といつも通り会話をしようとしてくれたのだが、
あまりにも気分が戻らなかった私は
彼女の言葉を無視して机と椅子を組み立て始めた。
その様子を見た彼女は数分の沈黙の後、
部屋を出ていくのであった。
婚約破棄
彼女が出ていった後の部屋は
組み立て途中の机と椅子、
そして静けさだけが残る結果となった。
そこから10分ほど虚無感に襲われた私は
彼女に連絡を入れた。
た「なんで帰ったの?」
彼女「だってずっと機嫌直んないじゃん」
た「俺の話もまともに聞いてくれなかったじゃん」
彼女「お金ないんだから今買う必要ないじゃん」
た「そんな高いものでもなかったし、投資と思ってくれればいいじゃん」
彼女「私だって欲しいもの我慢してるのに、そんな余裕ないでしょ」
た「余裕ないからこそ頑張れる環境が欲しかったんだよ」
彼女「まずはソファと机でやってみて、それでもダメなら買えばいいじゃん」
そんな感じでお互いに譲らないやりとりが続き、
今回の件だけでなく、以前から抱えていたものが爆発し始めた。
た「そもそもなんで俺の活動応援してくれないの?話も聞いてくれないじゃん!」
彼女「聞いてるじゃん!
それよりも、二人で考えなきゃいけないようなこと
勝手に決めてるのたっちゃんの方じゃん!」
た「仕事変えた理由はその時々話してたじゃん!あの環境にいたって遅かれ早かれ辞めてるよ!」
彼女「だとしても、これから一緒に過ごしていくんだからちゃんと辞める前に話してよ!」
た「二人で話す時間がそもそも週に1回あるかないかで、そんな話する余裕なかったじゃん!」
彼女「それでもちゃんと説明してくれないとこっちだって不安になるでしょ!」
お互いの不満も言い終えた頃、
このままじゃ埒が開かないと思った私は
「このままじゃ喧嘩別れみたいになるから、それは嫌だ。
これからのことも含めて、ちゃんと話そう」
と伝えた。
そして、1週間後。
私たちは改めて時間を取り、
話し合うことにした。
た「今日は来てくれて良かった。あと、この前はごめん。
自分の思い通りにしたくて君を責めすぎた」
彼女「私も、たっちゃんの考えてることちゃんと聞かなかった、ごめん」
お互いに謝り、冷静さを保てることを確認してから
今後について話し合うことに。
た「仕事をいろいろと変えてるのはほんとごめん。
君からしたら不安要素でしかないのはわかるし、
そもそも起業とか急に言い出したら混乱するよね」
彼女「そうだね…私は幼稚園の先生だし、
起業とかよくわからないから、話されても理解できない。
だけど、理解できないけど応援するつもりではいたよ」
た「そう思ってくれてたんだ。ごめん、それに気づけず…
でも、これから先、俺は挑戦し続けることになるだろうし、
そのたびに迷惑かけるかもしれない」
彼女「…それはね、全然いいんだよ。
そうじゃなくて、本当はもっと大切なことをできてなかったんだよ…」
その言葉に自分は疑問が浮かんだ。
確かに今回喧嘩をした時に
今までの鬱憤をは話したが、
これまで喧嘩という喧嘩をしたことがなく
むしろずっと仲がいいと思っていたから
何ができていなかったんだろうと思った。
彼女「私は、本当はもっと本音で話したかった。
たっちゃんは機嫌悪くなると無言になっちゃうし、
でも気づいたらいつの間にか機嫌直ってるし…
なんでそうなったのかわからなすぎて
それがいつも辛かった。
だから、今回こうやって喧嘩になってしまったけど、
これはこれで嬉しかったんだ」
そんな特徴があったこと自体に驚いたが、
確かに感情が昂った時に
その感情を相手にぶつけるのではなく
自分の中で押さえ込むようにして解決していたのだが、
それが彼女の中では「本音で話せない関係」という認識になっていたのだ。
た「そんなふうに思わせてたんだ…全然意識してなかったけど、ごめん。
別に本音を隠していたわけではないけど、
確かに本音で話せていないこと多かったのかもしれない」
彼女「実は、たっちゃんからプロポーズしてもらった時、
すぐに返事できなかったのには理由があって…
こんなに本音で話せてないのに、
本当に結婚して幸せになれるのかなって、すごく不安で…」
た「…あの沈黙はそういうことだったんだ…」
空気に流されやすい彼女は
自分からのプロポーズに首を縦に振ったものの
本音では不安でいっぱいだったのだ。
そんな不安でいっぱいな思いを
この日までずっと抱えてさせてしまったこと、
そしてそれに気づくことさえできなかったことを
この日初めて反省したのだった。
た「こんな感じになっちゃったけど、俺はできればこのまま君と過ごしたい。
今までできなかったことも反省して、ちゃんと本音で話せるように努力するよ」
彼女「…ありがとう…でも、人はそんなにすぐに変われないし、
何よりも私がたっちゃんとの未来をイメージできなくなっちゃった…
申し訳ないけど、お別れさせてください」
た「…そっか。今までごめんね。
そして、こんな俺と付き合ってくれてありがとう」
こうして、
私と彼女の6年間に及ぶ交際期間は終了したのだった。
恋愛とはなんなのか
本音を話せなかった理由
というわけで、
今回は6年間付き合った彼女と婚約したにも関わらず、
本音を話せなかったことが原因で別れてしまう結果
となりました。
本音を話せなかった理由ですが、
今思うと
“理想の彼氏彼女を演じていたかった”
んだと思います。
自分は初めての彼女というのもあり、
大切にしたかったし、
喜ばせたかったし、
幸せにさせたかったのですが、
それらはあくまでも
『自分が彼女に求めるもの』だっただけで、
『彼女が求めているもの』ではなかったんですね。
結局、
相手の求めているものというのは
相手に聞かなければわからないし、
それを知るには
『本音で向き合う時間』というのがとても大事
だったんです。
別れてからの自分
別れた後、しばらくは傷心したのですが、
彼女に教えてもらったことを
このまま何にも活かさずに終えるのは絶対に嫌だったので
そこからは『本音で話す』ということを意識するようになりました。
自分のやりたいこと、欲しいものはちゃんと口にする、
相手に求めるものも、してほしくないことはちゃんと伝える、
特に近しい相手、大切にしたい相手であればなおさら、
ちゃんとそういうのを話し合う時間を取るということを
重要視するようになったのでした。
なので、
今こうして文章にしているのも、
全部本音で話していますし、
自分の本音を聞いてくれる、共感してくれる人と
一緒になんかできればいいなという気持ちで書かせてもらっています。
これは恋愛関係だけではなく、
友人関係、仕事仲間も含まれますし、
これから出会う人たちとも
そういう関係性を築ければなという思いを持って
今後も人と関わっていきたいと思います。
次回予告
と、いうわけで、
今回は婚約破棄をした時の話をさせていただきましたが、
次回は
【性欲が強くて何度も死のうと思った男が1ヶ月禁欲生活に挑んでみた話】
を書こうと思います。
かなりネタ投稿感の強いものになると思いますが、
気になる方は次回も是非読んでみてください。