どもどもたっちゃんです。
今日は自分のファスティングをした時の経験談を書いてみようと思います。
ファスティングというのは
一定の期間、食べ物を食べずに胃を空の状態にすることを指しています。
全く物を入れない、というのではなく、
固形のものを食べないというのが特徴なわけですが、
私の場合、準備期間含めて約2ヶ月、
完全に胃に固形物を入れない期間でいうと3週間
のファスティングを行いました。
その結果
2ヶ月で−7.2キロの減量に成功
しました。
というわけで、今回は
実際にファスティングってどうなの?
ってお話をしようと思います。
目次
人生初のファスティング体験
ファスティングをすることになったきっかけ
「たっちゃん、ファスティングってやったことある?」
そう言ってきたのは当時付き合っていた彼女。
もともと彼女はファスティングを仕事にしていた時期もあり
ぽっちゃりしてきた自分のお腹を見て
それとなく「痩せなきゃやばくない?」を伝えてきたのであった。
た「やったことはないけど、よく聞くよね。あれってどうやるの?」
彼女「簡単に言うと、固形物を食べないようにして、
酵素ドリンクとかサプリメントだけで最低限の栄養を摂って過ごす感じ。
普段内臓って休む暇がないから、ファスティングで休ませることもできるんだよ」
た「へぇ〜そうなんだ。確かに、内臓は寝てる間も動いてるもんね」
彼女「そうそう、あと体の中に入っている毒素を抜くって意味でもいいからやってみようよ」
彼女の上手い交渉術に乗せられて、
自分はファスティングをすることになった。
彼女「どうする?一応二人で3週間分あるから、
そのうちの3日分、もしくは1週間分とかやるのが初心者にはお勧めだけど」
た「ん〜何日でもいいけど、賞味期限とか大丈夫なの?
結構前からその段ボール、クローゼットにしまってあったけど」
彼女「えっと…あ、もう半年くらいで切れる…」
た「wwwwよし、勿体無いから3週間チャレンジしちゃおう」
彼女「え、マジ?結構辛いと思うけど…できる?」
た「まぁ大丈夫でしょ、やってみなきゃわからんし」
そんな流れで、
私たちのファスティングチャレンジが始まったのであった。
ファスティング成功の鍵はマインドセット
ちなみに、ファスティングというのは
いきなり断食に入るわけではない。
まずは胃の中に物を入れないことに慣れる必要があるので
普段3食食べているとしたら
それをまずは2食に、
それに慣れたらさらに1食に、
という感じで
胃の中に物を入れない感覚に慣れていく準備期間というのがある。
その間も食べていいものといけないものがあったり
酵素ドリンクやサプリメントを併用して
段々と断食するための身体に変化させていくのだ。
彼女「たっちゃん、初めてのファスティングだけど、不安とかない?」
た「不安…そんなないかな?」
彼女「ふぇ〜すごいね。大体の人、1週間とかでも結構根を上げるんだよね」
た「そうなの?」
彼女「やっぱり普段食べれてるものが食べられないってなると
精神的に不安定になることが多いんだよね」
た「なるほど、そういうものなのか。
まぁ、思い込むのとか結構得意だし、
そういう感情とかも楽しんでみたいよね」
彼女「その精神つよっww」
実際、3日くらいはそんなに問題なかったし、
元々我慢強いところがあるのかもしれない。
しかし、
1週間超えたあたりから心境に変化が起きた。
少しでもいい匂いがしようものなら胃が反応し、
「今すぐ食べ物をよこせ!!」
と言わんばかりに鳴り始めるのだ。
糖が足りていないのか、
まともな思考をするというのも結構難しくなり、
複雑なことを考えられなくなる。
「初心者に3週間はお勧めしないっていうのはこういうことか…」
妙に納得してしまった自分は
「もう終えてもよくね?」
「準備期間でも案外痩せてるし、無理する必要なくね?」
「1週間やったし、もう十分痩せたってことにすればよくね?」
という悪魔の言葉が
耳元で囁かれるようになった。
(街を歩いてるだけでいい匂いが漂ってくるという誘惑)
しかし、ここで私はあたらめて考え直した。
「乗り越えた先にあるもの、見たくない?」
実は自分は
このファスティングを始める前に、
必ずやり切るということを決めていた。
なぜなら、
ファスティング後に食べるご飯が
天にも昇る心地になれるほど美味い
というのを聞いたことがあったからだ。
昔テレビ番組である芸人さんが
「今まで食べたもので一番美味かったものは?」
と質問された時に言っていた。
「お金がなさすぎて、もうどうしようもないってなった時に、
友人が奢ってくれたハンバーガーが世界一美味しかった」
って。
そんな状況、今までなかったからこそ
それを体感してみたい。
そんな食に対する熱い情熱をうまく使い、
「必ずやり遂げる」
をマインドセットしていたのだ。
結果、自分は一番辛かった1週間を乗り越えることに成功し、
その後は多少波はあるものの、
しっかりと3週間やり遂げることに成功したのであった。
みるみる痩せていく様(写真)
ファスティングの実績公開
と、いうわけで、
ファスティングを無事終えたわけですが、
その結果私は準備期間を含めて約2ヶ月で
−7.2キロの減量に成功することができました。
なのでここからは自分の変化がわかる
写真を載せていこうと思います。
※注意
たっちゃんのパンツ姿が晒されます、ご注意ください
たっちゃんのパンツ姿が晒されます、ご注意ください
たっちゃんのパンツ姿が晒されます、ご注意ください
はい、ちゃんと注意事項読みましたね?
もう後戻りできないですからね。
というわけで、
見ていきましょう。

準備食前。お腹がぽっこり状態。

準備食完了の時点で1.1キロ減。本格断食スタート。

断食から1週間で0.5キロ減。そこまで大きい変化はみられず。

前回から6日。60キロ台に突入。

ついに59キロ台。20代以来の体型に。

そのまま順調に体重は減り57.7キロに。ちょっとガリっと感がある。

終了前日。限界が近いのか、肋骨がとても貧相に見える。

最終日。ガリっと感は否めないものの、お腹は凹みモデル体型に近い状態に。

ビフォーアフター正面。

ビフォーアフターサイド。
ファスティングはおすすめか
と、いうわけで、実際に約2ヶ月のファスティング期間を終えて
−7.2キロというダイエットに成功したわけですが、
そんな経験をした私がお薦めするかというと
微妙です。
微妙な理由をいくつかご紹介します
空腹つらい
まず、普通に空腹辛いです。
もちろんそれを乗り越えたからこそ得られるもの
みたいなのはあるんですが、
もう一回やりたいかと言われたら
やりたくはないです。
すでに書いていますが、
思考停止しやすくなりますし、
仕事によっては普通に支障出ると思います。
自分の場合、しっかりとマインドセットしていたため
ファスティング終了時まで意識を保てたし、
空腹に耐え抜くことができましたが、
なんでかわからないけど
ファスティングの商品って値段が高いものが多い
んですよね。
高い金額払った上で
諦めてしまう要素がめっちゃ強いって
リスク高いなって思ってしまうんです。
なので、この空腹に耐えられる自信のない人には
まずお勧めできないです。
筋肉が減る
「ファスティングは筋肉は減らない」
と聞いていたのですが、
自分の体型を見ていただければわかる通り、
脂肪と共に筋肉も減っていきます。
これでちゃんと筋肉がついていれば
もっとしっかりと腹筋が割れたり
筋肉の筋が見えると思うんですが、
そういう変化はほとんど見られなかったんですね。
体重が減っているのにそんな変化が見られないということは
脂肪と共に筋肉も減っているから
と言わざるを得ません。
ファスティングをしながら
筋トレもできればいいんでしょうが、
自分の体感としては
「極限状態の空腹な上に運動なんてとんでもない!!」
という感じなので
筋肉をつけるような運動はできるとは思わないほうがいいと思います。
ファスティング後の対処が大変
ファスティング後はいきなり好きな物を食べていいわけではなく
回復食というものを食べて
徐々に通常に戻す必要があるんですが、
これが結構大変です。
というのも、実際ファスティング後に食べる食事って
くっそ美味いんですよ。
最初具なし味噌汁とかなんですけど、
マジで「味噌汁ってこんなに美味かったっけ?」
って涙出るほど美味く感じます。
それだけ美味いと感じるので、
ただお金を払えば体験できるものでもないことを考えると
一度くらい体験するのはいいとは思います。
しかし、
その後全てが美味しく感じすぎて
食べすぎてしまう可能性がめっちゃ高いんですね。
実際私は、56キロまで減りましたが、
1か月後経つ前に60キロまで戻っており、
それでも食欲が止まらなかった結果
67キロまでいきました。
※ファスティング前は63.2キロ
そうです、見事なリバウンドです。
ちなみに彼女に聞いてみたところ
実際にファスティングの常連さんは
ファスティングをした時は痩せるんだけど、
していない時はそれなりに太っているらしく、
太ったらファスティング
痩せたら食べる
を繰り返している人が結構な割合いたそうです。
それだけコントロールの難しいのが
ファスティングなんだと思います。
他の専門家に話を聞いた時の反応
今回は
たまたま当時の彼女がファスティングに詳しくて
たまたまファスティングをする際の商品が家にあって
勿体無いからやってみました。
が、その後、超凄腕の整体師の友人や
摂食障害の映画を録っている友人に話してみたところ
「まぁ自由だけど、個人的にはお勧めしないかな」
と言われました。
理由は
「健康的な面から言うと
食べなければそりゃ痩せるし、
体重も減っていくけど、
飢餓状態に近いだけで健康的ではない。
脂肪も減るかもしれないけど、
筋力も確実に落ちるから
正しいダイエットとは言えないよね」
とのこと。
また、映画の監督からは
「『痩せている=いいこと』と認識してしまった結果、
「食べないことはいいことだ」と言う認識になり
摂食障害になりえるのでお勧めできない」
ということだった。
痩せたばかりの時は
「いやいやゆうても痩せたし、すごいいい経験だったしお薦めできるし」
とか思っていましたが、
冷静になって考えると
普通に身体への負担が大きすぎると感じたので
私個人としてはそんなにお薦めできるものではないなと思いました。
それでもファスティングをしたいという人へ
今回の体験談として、
私はファスティングは合いませんでした。
いや、ちゃんと痩せるという結果は出たんですけどね、
その後結局さらに太ってしまうという未来が待っていたので
その体験からするともう二度とやらないなという結論になったって感じです。
ここに関しては人によって感じ方も違うと思いますし、
もしかしたらそれらを解決できているファスティングもあるかもしれないので
全てが全てこうなるとは限らないので、
気になる人は探してみてください。
ちなみに、
ファスティング自体はあんまりお勧めしないですが、
内臓の負担を軽くするために空腹の時間を作る
というのは賛成です。
ガッツリ断食するタイプではなく
『16時間ファスティング』というものもあり、
こちらはそれなりに健康的になると個人的には思います。
そもそも現代人は食べ過ぎにより病気になっているというのを
医師の方が発表されているくらいなので
大人であれば1日1食でも足りるはずなんですよね。
それが「1日3食食べるのが普通だ」という文化が浸透しすぎている結果
過剰に食事をしてしまうのが現代人だと思うので
健康を気にしている人には是非とも
食事の量を考えてみることをお勧めします。
ファスティングを終えて思うこと
乗り越えるのに大事なこと
今回のファスティングという意味では
個人的にはお薦めできるものではないという結論になりましたが、
つらい状況を乗り越えるには
マインドセットがとても有効だ
ということは証明できたなと思います。
そもそも、
自分食べること大好きなんですよね。
食べることが好きだから料理をするようになったし、
食べることが好きだからいろんな場所に行ってみたい
という活力にもつながっているわけです。
そんな食べることを我慢してでも結果を得るというのは
自分の脳を自分の意志でコントロールしなければできないんです。
その上で行ったのは
自分が得たい結果をしっかりと思い描くこと
そして、
一緒に頑張ってくれる人と共に歩むこと
だと思っています。
なので、ファスティングに限らず、
何か得たい結果があるのなら
是非ともマインドセットの仕方を身につけていただければと思います。
というわけで、
次回は
【意外と簡単?マインドセットをする上で重要な3つのこと】
をお伝えしたいと思います。