「みんなのために!」をやり過ぎた結果が招いた作業地獄とは?

どもどもたっちゃんです。

 

前回に引き続き、

自分がコミュニティを運営する上で起きた体験を

シェアしていこうと思います。

 

前回はコミュニティに要注意人物が紛れ込んでいた

という話でしたが、

今回は

運営する際の仕組みがちゃんとしていないと

コミュニティは崩壊していく

という話をしていこうと思います。

 

尽くすだけではコミュニティは上手くいかない

ということがわかる内容になっていると思うので

気になる方は是非読んでみていただければと思います。

 

過剰なサービスは崩壊を招く

 

「参加者のために」をしまくった

 

私がコミュニティを作るとき、

基本的には

『参加した人が楽しく過ごせるように』

を軸にして作っている。

 

しかし、まだコミュニティ作りに慣れていなかった頃は

「どこまでやるべきなのか」

が全くわからなかった。

 

ダイエットコミュニティを作ったときは、

最初に約30人の人が参加してくれたのだが、

その人たちに個別で

「参加してありがとうございます!

このコミュニティは楽しむことを軸に運営していくのでぜひ楽しんでください!

ちなみに今月の開催日はこれです!

アンケートも作ってあるので、ぜひ参加できそうってところにチェック入れてください!

会えるの楽しみにしてますね!」

みたいな文章を全員に書いていた。

 

初めましての人には丁寧に、

すでに関係性のある人には伝えることは伝えつつフランクになるように、

それぞれに文章を作り

一人一人との密な関係性を大事にしようと頑張っていた。

 

また、参加した人たちの成長を見られるように、

個別の練習風景を動画で撮り

それを毎回終了時にグループ内に投稿、

さらに参加してくれた人たちに個別で動画と

「今日も参加しれくれてありがと〜!」

というメッセージも送る。

 

経費を抑えるためロッカーなどは借りず、

毎日家から開催場所(当時1時間くらいかかってた)まで

1週間くらい旅行に行ってきます!くらいの量の荷物を持っては

開催場所に持っていく、

そんな日々を繰り返していた。

 

最初はよかったのに…

 

「あのコミュニティいいよね」

「楽しいし成長もするよね」

そんなふうに言ってもらえるようになり、

参加者が参加者を呼んで、

ありがたいことにコミュニティの人数は200名を超え、

開催数も300回超え、延べ参加人数も1000人を超えた。

 

しかし、

コミュニティが盛り上がれば盛り上がるほど、

最初に設定していた

「一人一人と密に関係性を作る」

が負担となっていった。

 

人数が増えるのはめちゃめちゃ嬉しい。

 

入ってきてくれる人はみんな

「楽しい」

って思ってくれた人からの紹介だったし、

そうやって集まる様というのは

『社会的な価値が産めている』

という実感も得ることができていた。

 

しかしその反面、

人数が多くなればなるほど

毎月の連絡は多くなるし、

写真や動画のデータも多くなるし、

会場もそれに応じて変えなければならない…

とにかくやることが多くなり過ぎていくのだった。

 

コミュニティが維持できない

 

結果的に、最初にやっていた密なやりとりは徐々に減っていき

そのやりとりが減れば参加者も減っていく…

 

本来ならその負担が大きくなったときに

誰かに任せたり

仕組みを整えたりすればよかったのだが、

「お金も払えないのに人に手伝ってもらうなんて」

「今のままでも回ってはいるし、自分が頑張ればいい話だ」

という理由をつけて

現状維持のまま続けてしまったのだ。

 

その負担に耐えられなくなった自分は

今までやってきていた密なやり取りをサボるようになり

コミュニティ内での楽しい企画も考えられなくなり

それに気づいてかどうかはわからないが

いつの間にか、

参加者は全盛期の4分の1になってしまったのだった。

 

コミュニティ運営で大切にするべきこと

 

コミュニティは『楽しさ』と『仕組み』の融合

 

というわけで、今回は自分がコミュニティ運営する上で

尽くし過ぎてしまった結果崩壊していくお話

をさせていただきました。

 

この後一応盛り返すのですが、

当時は本当に所々の設計が甘く、

その上で

「これもこれもこれもしたい!!」

みたいに詰め込み過ぎたんですね。

 

当時の自分は

「どうせやるなら楽しんでもらいたい!」

というのを

『自分がひたすらに動く』

という方法で実現しようとしていたのですが、

そのやり方だとどうしても作業量が多くなり過ぎて

結局こなせなくなっていく

という結果を招いてしまいました。

 

では、何を意識するべきなのか。

 

それは『楽しさ』『仕組み』です。

 

楽しさについて

 

楽しさとはその参加者の人たちが

「このコミュニティ楽しい!もう一度行きたい!」

と思ってもらえる要素のこと。

 

この要素が強くなれば参加者は何度も足を運んでくれるし、

ときには友人を連れてきてくれることもあるので

人数が自然と増えていくという流れができてくるのです。

 

そして『楽しさ』を語る上で一番重要なこと。

 

それは主催者自身が誰よりも楽しむこと。

 

その楽しさは参加者に直接伝染していくし、

その伝染の連鎖が自然と人を呼び込むことになっていくのです。

 

仕組みについて

 

仕組みというのは『楽しさを維持するためのもの』です。

 

維持ができないと

せっかく楽しい場を作れても

いい人間関係ができても

大変な思いをして作った企画も

全部が終わってしまうんです。

 

なのでこの仕組みをどう作るかが重要なんですね。

 

で、特に意識してほしいところは二つ。

 

それは

・作業

・お金

です。

 

自分はこのコミュニティで

作業量を多くし過ぎたこと

人を使わずに全て自分でやろうとしたこと

が原因で失敗しました。

 

逆に言えば

ここをちゃんと考えて設計していれば

作業的な部分に対して時間を必要以上に割くこともなかっただろうし

大変な思いをすることも少なく済んだだろうなと思います。

 

なので作業に関しては

自分が苦なくこなせること

人に手伝ってもらえるようにマニュアル化すること

が大事だったりします。

 

そしてもう一つがお金。

 

これは『稼ぐための設計』ではなく、

『維持するための設計』です。

 

なので、まずはそのコミュニティの目的を実現するのに

最低限必要な金額を出します。

 

物が必要な場合はそれを書き出し、

維持する場合は毎月いくらなのかを計算し、

その他雑費や緊急時にいくらかかるのかを想定し、

それが賄える金額を算出する。

 

そうすることで

このコミュニティを維持するには

いくら必要ってのが具体的にイメージできるようになるのです。

 

ちなみに、ちゃんと利益を出すように設定する場合は

「その料金を払ったとしてもそれ以上の価値が返ってくる」

と思えるような設計にすることで

コミュニティ運営だけでもそれなりの金額を稼げるようになったりもします。

 

最後に

 

今回は自分がコミュニティ運営をしていく中で

楽しさと仕組みの重要性を学びました。

 

その学びを活かして、コミュニティを立て直すことができたし、

今でもコミュニティ設計の部分に関しては

それなりにできる能力が身についたので

当時はどうしようもないほどの大変な経験だなと思っていましたが、

今になってはいい経験となっています。

 

というわけで次回、

【人間関係の崩壊?合宿企画での値段設計ミスで起きた悲劇】

をお届けします。

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